中邑vsイグナショフ無効、再戦へ

みそかK-1 Dyanamite!!」で行われたこの試合が、無効試合となり今春に再戦の方向とのこと。無理矢理遺恨をつくった観が否めない。両者ともに、新日本プロレスK−1の若手のホープ。中邑はとんとん拍子で、いつの間にかIWGPとNWF統一戦にも勝利を収めた。しかし、この2試合がそうであったように、終始圧倒的に攻められながら、一瞬のスキをついての逆十字と羽根折り腕固めでの勝利。もちろん、賞賛すべき結果であるのだが、どうも見ている側を熱くさせてくれるプロレスではない。
一方のイグナショフも然り。03年は6月のフランス大会でGP優勝を果たしているものの、褒められた内容ではない。優勝候補に挙げられながらも、アーツ相手に良いところなく判定負けした12月のGPなどでの伸び悩みの印象もある。両者とも、時期尚早。自分が戦うべきところで結果を出し続けるべきではないだろうか。むしろ、このマッチメークを組んだ新日本、K−1それぞれが焦り過ぎ?


再戦が決定したことに関しては、自分は納得がいく。確かに、中邑は強烈なヒザを食らったが、即立ち上がった。それをカウントもなしのKOでは、見ている側も納得がいかない。また、2Rにはイグナショフが反則となる四つんばいでの後頭部への蹴りを入れているにも関わらず、レフェリーはお咎めなしだ。しかも、この2Rは、TBSの中継ではカットされており、意図的なものと思われても仕方がない。


まぁ、自分が新日ファンであるからの見方になるのだが・・・。ただ、この試合を含め、一言で言いくるめてしまうと、安田! 村上! 永田! 恥ずかしくて見てらんないよ。その点、サップはやっぱり役者だな。