何かをやる男

<ロッテ1−4日ハム>◇4月6日◇千葉マリン
3戦観戦:2勝1敗
「SHINJOは何かやってくれる」。そう思わずにはいられない試合だった。2回裏1死二塁、6番井上がセンターへ大飛球を放った。ライト応援席から見ていた自分には、当然センターオーバーの打球で、適時二塁打だと喜んだ。しかし何を思ったか、センター新庄は振り返り、捕球体勢をとるのだ。
そして次の瞬間、二塁ランナーのベニーがようやく三塁に到達する姿が。
まんまとハメられた! 周囲のロッテサポも「ちくしょー、新庄のヤツ!」と、悔しがりながらも拍手を送っていた。あまりに上手くいきすぎたプレーに、当の新庄も笑ってしまったとか。
次は5回表2死三塁。粘りのピッチングで無失点に抑えていた小宮山から、新庄が放った打球は、ショート前への小飛球。これが内野安打となり同点となった。遊撃前への適時テキサスヒットとは・・・。
このSHINJOの2つのプレーが効いたのか、この敗戦からロッテは10連敗することになった。