大みそか視聴率バトル

紅白:45・9%、K−1:19・5、PRIDE:17・2%、猪木祭:5・1%という結果。自社HPの事前読者アンケートでは、「猪木祭を見る」という人が、実は4割近くを占めた結果が出ていたのだ。しかし、蓋を開けてみればこの数字。アンケート実施時点では、クロコップ参戦の方向だったことが影響しているだろうが、それでもこの数字はヒドすぎる。やはり、前日まで対戦カードすら発表できなかったドタバタ劇が響いた。
皆さんは、どの番組をご覧になっただろうか?
自分は、放送順通りPRIDEから始まり、8時過ぎてから猪木祭と交互に見ていたものの、これでは埒があかないと、放送時間の短いK−1を急遽録画する形に。今回の3大興行同時開催には、いろいろな意見が出ると思う。自分は「大みそかに格闘技」は賛成するが、同時多発開催には反対する。どうせやるのなら、一つにまとめて、ここで年間最優秀選手を決めるような大会にしてほしい。言うなれば格闘版の紅白だ。今回の場合、猪木の一人相撲の観が否めないが、年間バトル大賞の高山が不出場であったり、PRIDE王者ヒョードルが永田なんぞと対戦するのは、あまりにもったいない。格闘技で1番組を放送すれば、本家紅白の数字に、もっと肉薄出来るのではないだろうか。団体同士で争って何になるの?
話は変わって、この大みそか興行の中のベストバウト。藤田のスタンド肩固めも見事だったが、自分が選んだのはバーネット対シュルト。一進一退の攻防は見応え十分で、両選手の研ぎ澄まされた集中力が素晴らしい。王者バーネットは「キング・オブ・パンクラス」としての誇りに満ち、試合後の日本語でのスピーチ「K−1、PRIDEの選手、全部かかってこい。オレは新日本、無敵だ!」には体中がシビれた。いいねぇ、今バーネット来てるよ。(笑)